こんにちは、おじぃです。
スマートホーム化に向けて、まずPanasonicさんのシステムについて2回に分けて見てきました。
今回は一条工務店のHEMSについて見ていきたいと思います。
通常、HEMSはスマートハウス(電気の見える化とか省エネ目的)のシステムとして語られます。
ですが、一条工務店のHEMSにも便利になる機能もあるんです!ちょっとだけですけど。(^^;)
一条工務店のHEMSでできること
一条工務店のHEMSでできることは、基本としては以下になります。
- 消費電力の確認(回路別)
- 太陽光発電システムのモニタリング
HEMS自体がオプションですが、さらにオプションで対応機器無線アダプタなどを付けることによって、対応機器の状態の確認や一部操作ができるようです。
一条工務店HEMSの構成
構成はこんな感じになる、、、ハズです。
今回は前回と違って単純です。
それでは、それぞれの機器について見ていきましょう。
電力測定ボックス
分電盤のブレーカーからの消費電力を計測してくれるみたいです。
計測できるのはブレーカー単位っぽいですね。
これがどれくらいの単位でまとまっているかはHEMS回路図面に記載されている単位になると思います。
気になる方は設計士さんにお願いすれば見せてもらえると思います。
太陽光発電リモコン
発電実績を見たり、売電実績をみたりできる感じですかね。
あと、停電時に多少操作するのでしょうか。
意外と入居するまでは何ができるかわかる資料って貰えていないんじゃないでしょうか。
でもまあ、これくらいだろうし、これ以上は特に機能を求めてはいないので良いです。
エコキュート
エコキュート用クロスゲートウェイ(XEC)を採用することでHEMS対応になります。
見積にはエコキュート連携アダプタ―と記載があり、17,600円でした。
この連携用の機器は無線LANの本体みたいなものを設置する必要があり、標準的には洗面所に配置されるようです。
タンクの湯量や使用量の確認、お風呂の状態確認、及び一部操作が可能になるようです。
一部操作が何なのかはわからないので、入居後確認してみます。
エアコン用
エアコン連携アダプター(7,700円)を採用することでHEMS対応になります。
対応しているのは三菱製のBXV、JXV、NXVシリーズのみ連携可能なようです。
このアダプターは確かエアコン内部に組み込まれて外観上に変化はなかったと思います。
これでエアコンのON/OFF、温度設定、モードの切り替えなどができるようです。
防犯警報装置
防犯警報装置器連携アダプター(7,700円)を採用することでHEMS対応になります。
アダプターは防犯警報装置親器の中につくようなので外観上の変化はありません。
機能としては子機を設置している窓が開くと、どれが開いたかお知らせを通知してくれます。もし、この通知が来たら、家に設置した防犯カメラ確認するとか、警察に通報することで、長期不在中でも速やかに対応することができると思います。
※設定したタブレットやスマホに通知が飛んでくるだけなので、一条工務店に連絡が入ったり、セキュリティ会社へ連絡が入るわけではありません。
ロスガード90
こちらもリモコンの中に無線アダプタを追加することでHEMS対応になります。
こちらは採用しなかったので金額は不明です。
機能としては、フィルター交換のお知らせ通知、お休みモードの切替、外気温と室温の表示ができるようです。(スマホでは外気温と室温の表示のみ)
デシカント
営業さんにデシカントもHEMS対応にできると聞いたのですが、温湿度の情報は見ることができない、と言われたので採用はやめました。
というか、逆にデシカントでは何が見れて、何ができるのでしょうか。もっと突っ込んで確認してもらえばよかった。気になる。。。
床暖房
こちらもリモコン内に無線アダプターを追加することでHEMS対応になります。
採用していないので金額は不明です。
機能としては運転のON/OFF、床暖房エリア毎のON/OFF、及び温度設定が可能なようです。
さらぽか
床冷房ですね。こちらは何故か非対応みたいです。
HEMSの人気がなさ過ぎて開発してもらえなかったんですかね。。。
さて、一条HEMSについて見てきましたがどうだったでしょうか。
ちょっと追加費用は掛かりますが、すこし便利になるのではないでしょうか。
特に、防犯警報装置は自分で別個に設置するよりもお得に設置できるのではと思います。
気を付けるべきこと
3回に分けてスマートホーム化について見てきました。
便利になる反面、これから先はセキュリティー面についても気を付けていく必要があると思います。
自分が外出先から操作できるという事は、パスワードの流出、そもそもの設定不備、製品としてセキュリティに脆弱性がある、悪意のあるハッキングなど、何かしらで他人からも同じように操作できる、見る事が出来る可能性があるという事です。
なので、まず第1にセキュリティに対しては意識を高く持っておく必要があると思います。
また、そのように悪意にさらされた場合や、製品の不具合などで火災など大惨事になる可能性がある加熱機器(IH、ポット、電子レンジ、トースターなど)はそもそも外部からアクセスできないようにしておく方が良いと思われます。(現状では対応しているものがほぼ無いと思いますが。)
最後に
今は各社がいろんな規格で作っていて、自分達の枠の中へ囲い込もうとしている状態だと思います。
なので、物によっては連携できなかったり、無駄に複数の機器が必要になったりしているように思います。
ですが、初めは相互乗り入れ不可だったけど乗り入れ可能になった交通系ICカードの様に、統一の規格になって、若しくは複数の規格に対応することによってあまり気にせず連携時代が来るのかな、と思います。
まだ数年はこのような時代だと思うので、みんなで情報を共有し、知恵を出し合ってスマートな暮らしが出来るようになれたらなと思います。
コメント
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