基礎工事 確認ポイント(1)

こんにちは、おじぃです。

 

今回はもうすぐ基礎工事が始まるので、基礎関係について調べたことを紹介したいと思います。

 

 今後何十年も家を支えてくれる基礎ですが、出来てしまうとどのような状態であったか確認できません。

また、不具合があっても修正が容易ではない事、自分が住んでいる地域が大きな地震に見舞われる可能性があり少しでも損壊のリスクを下げたい、という思いから基礎工事についても気になっていろいろと調べました。

 

基礎工事について、順を追って確認していきたいと思います。

 

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根切り

基礎を施工するのに適切な高さになるように地面を掘削します。

 

砕石敷き

砕石を敷き詰めて更に踏み固めていきます。

表現はアレですが、実際は機械で行います。転圧と言うみたいですね。

砕石を敷き詰める目的は、掘削した面は荒れているので沈下し易いらしく、安定化させることが目的のようです。

そのまま土を押し固めても同じように思えるのですが、何故砕石を使うのかは調べきれず。 地盤の状態が良いところでは砕石を敷き詰めないこともあるようですが、理由がわからないとその辺の判断理由も妥当なのかわからないですね。

砕石を敷き詰める厚みは60mmが一般的のようです。

国土交通省が公表している公共建築工事標準仕様書には下記の記載があります。

出典:「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成31 年版」(国土交通省) (https://www.mlit.go.jp/common/001287658.pdf)

では我が家の図面は実際にはどうなっているかと言うと、こんな感じです。

砕石が入る厚さは60mmで設計されていますね。

因みに砕石と割栗石と言う名前もよく見ますが、砕石は岩石を砕いたもので、割栗石は同じく岩石を砕いたものですが径が大きいものを言うようです。(100~200mmくらいのようです)

 

防湿シート

砕石を敷き詰めた上に防湿シートを敷き詰めていきます。

先ほどの図面に記載ありますが我が家の場合は0.1mmの防湿シートで設計されています。 0.1mmは一般的な厚さのようですが、公共建築工事標準仕様書には0.15mmの記載があるのでそれよりは薄いですね。

ただ、そのあと上にコンクリートが乗るのであまり関係ないんですかね?

出典:「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成31 年版」(国土交通省) (https://www.mlit.go.jp/common/001287658.pdf)

防湿シートは何枚ものシートを敷き詰めていくのですが、シート同士は250mm程度重なっていると良いようです。

出典:「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成31 年版」(国土交通省) (https://www.mlit.go.jp/common/001287658.pdf)

また、防湿シートは砕石の上に張っていますが、その後配筋を敷設するためその上を歩いて回ることになります。 なのでどうしても穴が空いたり破れが出てきたりしてしまいます。 大きく破れてしまった箇所は補修した方が良いと思いますが、小さなものはあまり気にする必要は無いようです。

 

捨てコンクリート

よく捨てコンと言われるものです。

レベルコンクリートとも呼ばれています。

捨て、なんて言葉が付いているので不要なものなのかと思っていたのですが、これから基礎を作っていくにあたり、凸凹の地面や砕石の上だと正確に位置決めしたり、その状態を保持することが出来ませんよね。

なので、捨てコンを打って水平な面を作り、今後の作業を正確に行えるようにするようです。

 

目的は上記の通りであり、強度を出すために入れているわけではありません。 なので、捨てコンの部分には配筋は入りません。

また、基礎に使うコンクリートとは種類の違うコンクリートになります。

 

で、強度を出すのが目的では無いとは言え、割れたりしていると不安になりますよね?

捨てコンにヒビが入ったりすることはあるみたいですが、多少のヒビは問題ないみたいです。

では、どれくらいまで大丈夫?大丈夫じゃない?というのが明記されているものは見ないですが、捨てコンを打つ目的を考えたらどれくらいのヒビ等だと問題があるかある程度施主側でも判断がつくかと思います。

個人的には部分的なヒビであれば問題なさそうに思えますが、ヒビが長く伸びている場合、沈み込んで割れたり陥没している場合は地固めの不足による問題かな、と思うのでその時はすぐに監督に確認ですかね。

 

配筋

配筋は見所たくさんあるので、次の記事で別に書いていきたいと思います。

型枠組み

コンクリートを流し込むための枠を組んでいきます。

最近は金属製の枠を使い、繰り返し使用するようです。

初めは外周の枠を作り、ベースコンクリートを流し込み、その後に立ち上がり部の型枠を再度組むようです。

一括でやる場合もあるようですが、難しいからなのか、手間だからなのか、基本的には2回に分けて実施するのが一般的なようです。

尚、型枠がコンクリートから剥離しやすいように剥離剤を塗布するようです。

やり方はスプレーで吹き付ける方法と、ローラーで塗っていく方法があるようです。

ここで注意しないといけないのは、剥離剤が配筋に付着してそのままになってしまうと、配筋とコンクリートがうまく絡まないので、配筋に剥離剤が付着した場合はきちんと拭き取ってあるのか確認しておいた方が良いでしょう。

正直、部分的にちょっとくらい付着していても問題ないと思うので、全体的に付着していないか見ていれば良いかと思います。

尚、スプレー式は使い方的に型枠だけでなく配筋にも剥離剤が付着してしまいやすいので、ローラーでやることが多いようです。

あと、ローラーでやると、配筋と型枠との距離が確保できていない箇所があるとローラーが引っかかってしまうので、かぶり厚さ不足になっていないか気付きやすいメリットもありそうです。

 

ベースコンクリート打設

二段階に分けてコンクリートを打設する場合は、まずベースコンクリートを打設します。

コンクリート打設時に気をつける点としては、コンクリートが工場から出荷されて、所定時間内に打設完了しているかです。

出典:「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成31 年版」(国土交通省) (https://www.mlit.go.jp/common/001287658.pdf)

25℃を超える場合は90分以内、25℃いかでも120分以内にはその分のコンクリートは打設し終える必要があります。

コンクリートの仕様(呼び強度など)や生産時の時間は納品書などに記載されているので、そこで確認できます。

出典:「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成31 年版」(国土交通省) (https://www.mlit.go.jp/common/001287658.pdf)

上記に記載があるように、コンクリートを流し込んだ後は棒形振動器を使用してコンクリートが均一になるようにして締め固めます。

その時、振動器は60cm間隔以下で挿入していかないといけないようです。結構な回数をこなしていかないといけないですから大変そうです。

 

尚、どんな事情があっても現場で水を足すのはNGです。また、糖分が含むものが混入するとコンクリートの硬化が阻害されるので、打設中に近くてジュース飲むとかNGです。

流石に現場の方でそんな人はいないと思いますが、施主が見学に行った際、自分でこぼしたりしないように注意しましょう。作業中に近づくと危ないので近づかないと思いますが、打設直後に様子見で近づいた際に油断しないようにしないとですね。

 基礎部の配筋かぶり厚は建築基準法で60mm以上と定められているようです。

出典:「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成31 年版」(国土交通省) (https://www.mlit.go.jp/common/001287658.pdf)

我が家の図面はどうなっているかと言うと

配筋の下側は100mm角のスペーサーがあり60mm以上確保されています。

上部側は220-100(スペーサー)-26(配筋の太さ、2本分)=94mmで十分に60mm以上確保される設計になっています。

 

立ち上がり部の型枠組み立て

立ち上がり部分の型枠を設置していきます。

この時の注意点としては、配筋と型枠の隙間は必要な量確保されているか、結束用の針金もきちんと型枠と必要な隙間を確保できているか、アンカーボルトは傾いていないか、図面通りの場所に設置されているか、設計通りの数が取り付けられているか、と言うところです。

 

配筋と型枠までの距離、つまり配筋がコンクリートで覆われている厚みがかぶり厚になるわけですが、 立ち上がり部で外部に接する箇所のかぶり厚は先ほどの公共建築工事標準仕様書では40mm以上とするように定められています。

出典:「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成31 年版」(国土交通省) (https://www.mlit.go.jp/common/001287658.pdf)

と言うのも、配筋は錆びるからです。

配筋は風雨にさらされると参加して錆びていきます。ですが、コンクリートに覆われているとコンクリートがアルカリ性なので錆びないのです。

ただし、コンクリートは表面から徐々に中性化していき、やがては酸化から守れなくなるのですが、コンクリートの厚さが厚い分、長い間守ってくれるのです。

このため、40mmのかぶり厚は確保するように規定されているんですね。

いろんなサイトで10mm(1cm)で●●年保つ言われることもある!なんて記載がありますが、かなりバラバラでした。

私が見た限りだと短いものだと7年、長いものだと30年と言っているサイトもありました。

実際の環境にもよるので一概には言えないと思いますが、たぶん10mmで10年くらいは違いが出てくるのでしょう。

そうすると、きちんとかぶり厚が確保されていることがどれくらい重要かわかりますよね。

1か所でも必要なかぶり厚が確保できていなかったり、ひび割れによって内部に水や空気が侵入してくると、そこから内部の配筋か錆びていきます。

また、錆びると配筋は膨張するので周りのコンクリートを押してよりひび割れが拡大してどんどん錆びが進行していきます。

そう考えると施工時のかぶり厚が大切であるのと同時に、入居後もひび割れを発見したら早め早めのメンテナンスが大切なんだな、と思いました。

 

立ち上がり部のコンクリート打設

立ち上がり部にコンクリートを流し込んでいきます。

この時の、しっかりと固定されていないアンカーボルトは傾く場合があるので、注意してみておきましょう。

 

養生

普通のコンクリートだと5日以上の湿潤養生期間を取るように記載があります。

出典:「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成31 年版」(国土交通省) (https://www.mlit.go.jp/common/001287658.pdf)

これは、乾燥によるひび割れを防ぐ目的からです。

コンクリートはセメントと水が反応(水和反応)すると固まっていきます。

硬化の際、急激な乾燥を受けるなどして、セメントの水和反応に必要な水が不足すると、強度が十分に発揮できない可能性があるようです。

なので、基礎の養生中に水がたまっている光景を見る事が出てくるかもしれませんが、急激に乾燥するよりも良い方向なのであまり気にしなくても大丈夫です。

 

型枠ばらし

平均気温が15℃以上だと3日、5~15℃だと5日、0~5℃の場合は8日以上経過すれば型枠を取り外しても良いとされています。

出典:「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成31 年版」(国土交通省) (https://www.mlit.go.jp/common/001287658.pdf)

圧縮強度で判断する場合は5N/mm2以上あれば良いみたいです。

但し、先ほどの湿潤養生では普通のコンクリートだと5日以上となっていましたので、3日で型枠をとるようなことがあっても、5日は湿潤養生のための措置はしておく必要がありそうです。

型枠を外したらコンクリート打設がうまくいったか、確認しましょう。

ポイントは ジャンカが発生していないか、接合部に浮きがないか、ひび割れがないか、異物の混入がないか、割れ欠けがないか、アンカーボルトが所定の位置に所定の寸法に配置されているか、と言ったところでしょうか。

  

 

今までは漠然と、何か基礎作ってるなー、くらいにしか見えていませんでした。

ですがこうやって見ていくなかなか奥深くて面白いですね。

 

次回は配筋について調べたことをお伝えして行きます。

 

 

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