天井裏アンテナ設置(4)

DIY

こんにちは、おじぃです。

天井裏にテレビアンテナを設置した話シリーズの4回目です。

前回までで、屋根裏にテレビアンテナを設置して映るようになるまでをご紹介してきました。

今回は、実際に屋根裏にテレビアンテナ設置を試みようと考えている方向けに、私が調べた事、やってみた事、注意点などをご紹介していきたいと思います。

※図などありませんが、長い記事となっています。読み辛いところがあると思いますが、少しでも役に立てば幸いです。

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屋根裏アンテナ設置に向けた準備

屋根裏にアンテナを持ち込んだ後、映らないと困ります。

また、屋根裏アンテナ前提の準備しかしていないと、映らない環境だった場合に大変になってしまう事が考えられます。

また、途中で環境が変わって映らなくなってしまった場合も同様に困ったことになってしまいます。

(金銭的な負担や、後から家に穴を開ける必要が出てきてしまいます。)

そんな問題も、予め準備をしておくことで回避できる確率がグッと上がります。

少しずつが見ていきましょう。

屋根裏にテレビアンテナのケーブルが来るように住宅メーカーに依頼する

まず、大前提として屋根裏にテレビアンテナ用のケーブルを引いておいてもらう必要があります。

なので、間取りを決める段階で、設計士さんへ仕様として依頼しておく必要があります。

※通常は外壁(屋外)へ引き出しておくものなので、黙っていたら屋根裏にはアンテナ用ケーブルはありません。(厳密には、アンテナケーブルは屋根裏に来てるけど、そのままま壁を貫通して外に出ちゃってます。)

電波が届く地域なのか確認する。

まずは、新居の場所に電波が十分に届くのか確認しましょう。

そもそも電波が十分に届いていないと、屋根裏アンテナは難しいと思います。

では、どうやって確認するかと言うと、各電波塔からの電波がどこまで届いているのか地図上で示してくれるサイトがあります。

こちらは、一般社団法人放送サービス高度化推進協会と言うところのサイトです。

ここでおおよそ電波が入る地域なのか確認します。

同じ電波塔から電波を出していても、民放とか、NHKとか、放送する局によって範囲が違うような表示になっていましたので、その辺りも確認しておいた方が良いかと思います。

実際にテレビが映るか事前確認しておく。

上記の方法で電波が届くかどうか確認できたら次のステップです。

次は実際に新居の場所でテレビを見れるか確認します。

ちょっと待って!家もアンテナもテレビもまだ無いよ!と思うかもしれませんが色々と確認する方法はあります。

車のテレビで確認

今はほとんどの車で地デジが見れるようになっていると思います。

なので、新居の予定地に車を停めてテレビが映るか確認するだけでOKです。

(敷地内に入れなければ家の前の道路に止めて確認で良いと思います。あくまでも簡易的な確認ですので。)

ここで映れば、地デジの電波がある程度届いていることが確認できます。

携帯機で確認

持ち運んでテレビを見れるものって色々ありますよね。

お風呂用テレビ、スマホ(元から内蔵しているものや、後付けのチューナー)、パソコンに後付けするやつとか。

これは無くても問題は無いですが、あると安心感が違うので、お手元に何か用意しておくことを個人的にはオススメします。

何故かと言うと、建築前だと車のテレビでおおよその確認が出来ますが、家が実際に建ってきた時、家の中に車を入れて確認するわけにはいきません。

しかし携帯機なら建築途中の家の中でも確認する事ができます。

また、引き渡し後に屋根裏に登って確認する事などができます。

我が家の場合はお風呂用のテレビを持っていたので、それを使って建築前、建築途中、引き渡し後に確認しました。

この時、お風呂用テレビの箸の長さほども無い貧弱なアンテナで、二階でも、屋根裏でも映っている事を確認していました。(途切れ気味でしたが。)

ここで電波が入る事を確認出来ていたので、八木式アンテナでしばらくテレビが映らなくても、必ず何とかなると思って対処することができました。

尚、地デジじゃなくてワンセグで確認してもほぼ一緒、と書いている方を見たことがあります。

本当にそうなのかまでは確認取れていませんが、新たに携帯機を用意するのはちょっと。と言う方は昔持ってたガラケーを引っ張り出して、ワンセグの機能があればそれで確認してみるのも良いかと思います。

家に届く電波の種類を確認する

さて、家の場所に地デジの電波が届いている事は確認出来ました。

次にアンテナを選定していくわけですが、そのためにも、どんな電波が届いているのか知っておいた方が良いと思われます。

屋根裏アンテナ設置を検討してみるまで、飛んできている地デジの電波に違いがあるなんて気にしたことも考えたこともなかったです。

ですが、違いがあるので、それを踏まえた上で、より自分の土地にあったアンテナを選ぶ事ができれば映る可能性が高まります。

では、どんな違いがあるのでしょうか。

まずは、こちらのマスプロ電工さん(アンテナ作っている会社)のホームページに参考資料として掲載されている、地上デジタル放送 チャンネル表、と言うものを見て下さい。

https://www.maspro.co.jp/files/item/地上デジタル放送%20%E3%80%80チャンネル表_201903.pdf

1頁目の北海道の例で見ていきます。

例えば送信塔の札幌では、北海道放送は19チャンネルと記載されています。

ですが、同じ北海道放送でも赤井川送信塔では42チャンネルとなっています。

ここで記載されているチャンネルとは、放送に使用されている電波の周波数帯の事で、テレビのリモコンで使う、私たちに馴染みのあるチャンネルとは別の意味です。

地デジの放送は470〜710MHzの周波数帯を使って放送されているそうです。

で、この周波数帯を6MHz毎に区切って割り当てられた番号が、ここで記載されているチャンネルの意味です。

なので、例えば同じ北海道放送の番組を見ていたとしても、地域によって放送に使用されている電波の周波数帯は異なっているのです。

だいぶややこしいですよね(^^;)

ですが、この後のアンテナ選びに役立つので、地域(送信塔)によって、使用されるチャンネル(周波数帯)が違っている、と言うことだけでも覚えておいて下さい。

アンテナを選定する

それでは、ようやくアンテナ選びです。

今回は八木式アンテナの前提で話を進めますが、デザインアンテナなどでも基本は一緒です。

素子数を確認する

アンテナの性能に直結している要素に素子数(エレメントと記載される場合もあり)、と言うものがあります。

この素子数が多いほど、アンテナの能力が高くなっていきます。

八木式アンテナの場合だと、魚の骨みたいに飛び出ている部分の数に直結してきます。

デザインアンテナだと形状が大きくなっていきます。

普通、屋根上につけているアンテナだと20素子のものが一般的だと思われます。

(八木式も、デザインアンテナも大体20素子のものが多く見られました。)

中電界地域までは20素子あれば大丈夫そうです。

ですが屋根裏に設置する際は自分の家の屋根、近隣の家などに電波が遮蔽されて届き辛くなります。

なので、家のある地域の電波強度だけではなく、アンテナ設置場所の環境を考慮してアンテナを選定する必要があります。

我が家の場合は確実に映るように、と30素子のアンテナにしました。

アンテナの対象周波数を確認する。

さて、ここで先程のチャンネル(周波数帯)の話が活きてきます。

マスプロさんの30素子のアンテナを例に見ていきましょう。

30素子のアンテナと言っても、何種類かありました。

こちらはLS306と言う形式のものです。

次にこちらはLS306TMHと言う形式のものです。

ぱっと見は全く同じで何が違うかわからなかったのですが、よく見ると受信チャンネルのところに違いがありました。

LS306は13〜52チャンネル

LS306TMHは13〜34チャンネル

と記載がありました。

つまり、先程の北海道の例で見てみると、札幌送信塔からの電波を受信する地域の方は13〜25チャンネルで送信されているので、LS306でもLS306TMHでも受信可能と言うことになります。

赤井川送信塔からの電波を受信する地域の方は、37〜47チャンネルで送信されているのでLS306では受信可能だけど、LS306TMHでは受信出来ない、と言うことになります。

なので、アンテナ購入の際にはその地域の送信されているチャンネルと、アンテナのチャンネルが合うように確認をしておきましょう。

尚、製品仕様を調べていくと、13〜30チャンネルくらいまではLS306TMHの方が感度が良いようです。(対応する範囲を絞っているので、当然といえば当然ですが。)

アンテナ設置場所の環境を確認する

アンテナ側の事は上述の内容を押さえておけば、たぶん問題になる事はそうそう無いと思います。

ですが設置する場所のことも考慮しておかないと、私のように失敗してしまいます。

天井裏点検口周りの環境確認

屋根裏に入るには天井裏点検口を通る必要があります。

その際、気をつけたいのが天井裏点検口の開口部の大きさ、真上の高さがどれだけあるか、周りに障害物がないか、です。

開口部の大きさと真上の高さを気にするのは、アンテナを入れる際、十分な大きさ、高さがないと長いアンテナを入れる事ができないからです。

私はこれで失敗して、アンテナを自分で切って、屋根裏で再度繋ぎ直す事になりました。

また、天井裏に入ってすぐに梁が来ていたり、壁ができていたりしてもアンテナを入れる事が難しくなります。

この辺りは施主用の図面には出てこないと思いますので、予め設計士さんなどに相談・確認しておくか、ある程度家が出来上がってきたら屋根裏を見せてもらっておくと良いと思います。

屋根裏では映らない場合に備えた設計をしておく

さて、散々屋根裏アンテナ設置のために検討してきましたが、いざ設置してみたけど映らない、と言うこともあり得ます。

また、何年か後に近くにマンションが建った、とか、送信塔が老朽化で別の場所に移転になった、なんてことが無いとも限りません。

万が一そうなったとしても挽回できるように設計段階で工夫しておくと良いと思います。

アンテナケーブルを2つ引いておく

通常、アンテナケーブルは外壁(屋外)につくもの、と言いました。

また、屋根裏にアンテナケーブルを引いておかないと、屋根裏でアンテナとケーブルを接続できないとも言いました。

では、両方用意してしまえば良いんです。

別にテレビアンテナ用のケーブルは1本ではないといけないと言う決まりは無いはずです。

アンテナ分の費用がもったいない、と言うのであれば、外壁にアンテナケーブルの取り出し口を設けておいて貰えば、屋根裏に引いていたアンテナカーブルを外に延ばすだけで良いと思います。(それを見越したケーブル長にしておく必要はありますが。)

両方用意しておけば、万が一屋根裏で映らなければ、普通に屋外にアンテナを立てれば良いだけです。

この時、ベランダとか、ルーフガーデンのところに設置可能であれば、後日自分で取り付けることも可能です。

屋根の上に取り付ける、ベランダなどがない位置に取り付ける場合は危険ですし、足場など必要になってくるので業者さんにお願いする必要があります。

ケーブルテレビを引く

最早、本来の趣旨からしたらアウトな気もしますが、どうしても映らない場合はケーブルテレビを導入してしまえば確実にテレビは映ります。

ただ、ずっと月額料金が必要になるのがネックです。

注意点・小ネタ

最後に全体を通して注意点、及び途中で触れるタイミングがわからなかった小ネタです。

・屋根裏に設置したら、外からはアンテナがないように見えますが、NHKの受信料の支払いは必要です。ちゃんと受信料は納付しましょう。

・屋根裏に登る際は、脚立を使う必要がありますが、落ちると怪我をします。変な落ち方をすると命に関わります。必ず1人で作業を行わないようにし、万が一何かあったら誰かに対応してもらえるようにしておきましょう。

・屋根裏は基本的には施主が入る前提になっていません。ささくれや釘が飛び出している箇所もあります。動きやすい格好且つ、丈夫な服装で入りましょう。(何も言わずに屋根裏を見てみて綺麗になっていたら、それはかなりちゃんとした業者さん、と言って良いと思います。我が家は屋根裏に上がります、と言っていたからか、元からなのか、綺麗にして頂いていました。ありがとうございました。)

・アンテナを設置する向きは送信塔の位置を地図で調べ方角を割り出し、屋根裏で方位磁石(またはアプリなど)で決めます。簡易的に確認したい場合は、Google地図などで近隣の家の航空写真を見て、アンテナがどの向きになっているか確認すると分かります。

最後は力尽きて雑な感じなってしまいましたが、わざわざ屋根裏アンテナにチャレンジしてみようと考えている人には大体伝わったと思います。(そう思いたい。)

1人でも、誰かのお役に立てれば幸いです。

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