こんにちは、おじぃです。
先日、施主検査をしてきました。
正しくは、一条工務店としての検査(完成検査?竣工検査?)の時に合わせて、内覧会を実施した、と言う形になります。
何故、施主検査するのか?
以前は引渡し前に施主検査を実施していたようですが、住んでみないと分からない事も多いので、2ヶ月訪問の時に指摘事項をまとめて対応する、と言う方式になってるみたいです。
なので、入居前の確認を案内されない場合もあるようです。(地域や担当者にもよるのだと思います)
引渡し前の施主検査をせず、2ヶ月訪問の時にまとめて対応していく場合、私が考えるメリット、デメリットはこんな感じです。
- 職人さんは何度も呼び出されず、まとめて対応しやすく、効率が良い。
- 施主は慌てて確認する必要がなく、住んでみないと分からない部分も余裕を持って確認できる
- 一条工務店は引渡しが延期になるリスクが下がる。
- 作業の際は施主が立ち会う必要がある。(既に施主が鍵を持っており、一条工務店側は勝手に家に入れないため)
- 大掛かりな手直し、設備の交換などが発生した場合、生活への影響が大きい。
デメリットとして困るのは、引渡し後に問題があると生活への影響が大きい点ですね。
エコキュートの施工に不備があった場合、何日かお風呂に入れなくなると困りますし、冬場・夏場の床暖房、サラポカなどは家全体の温度が適切に保てなくなると小さな子供、ペットなどがいると特に大変でしょう。
床の張り替えなんかになると、家具家電を動かす必要も出てきたり、職人さんが作業をする間、施主側も時間を拘束されてしまいそうです。
フロアコーティングをしていたら、境目のムラとかもできてしまうのではないでしょうか。
配線・配管が通っていないケースだと、場合によっては壁や天井を剥がしてやり直す必要だって出てくるかも知れません。
せっかく出来上がったばっかりの新築を破壊されていくのを見るのは嫌ですよね。
(補修や正しい施工をする為ではありますが。)
ここまでのことは滅多に発生することではないと思います。
ですが、それが自分の家で発生する可能性はゼロではありません。
そういった考えだったので、私は施主検査をさせて頂きました。
我が家の場合は、作業の完了時期と、引渡しまでの期間が通常より長めに設定することになったので、折角なら補修出来るところは先にしておいてもらおう、と言う事もありました。
施主検査で確認する項目
前述の考えのため、何かあった際の補修が大変そうな電気関係、設備関係、構造的、機能的な部分に重点をおいて確認しました。
はじめはチェックリストを作成し、抜けのないようにチェックして、記録も残しておこうと考えていましたが、だんだん面倒になってチェックリストは作りませんでした。(^^;)
その代わり、POPOLOGさんが公開されているチェックリストを確認したり、一条工務店に限らず施主検査の記事を読みあさりました。
そして、確認しようと思った内容を事前に家の平面図、電気図面に○をつけたり、コメント書いたりした上で持参し、確認に大きな漏れが発生しないように注意しました。
確認項目はたくさんあるので、色んな方のブログなどを見てみると良いと思います。自分では考えてもみなかった確認ポイント、不具合などが見つかると思います。
ここでは私が注意した方が良いと考えた項目をご紹介していきます。
設備が違う物がついてしまっていたり異音がするなど不具合がある場合、物によりますが壁や床の張り替え、電気配線のやり直しが必要になる可能性もあるかも知れません。
窓ガラスに気泡があると割れやすくなってしまいます。
保証期間内なら交換してくれますが、大掛かりになるのでできれば入居前に済ませてしまうのが良いですよね。
複層ガラスでは内部に汚れがあった場合、どうやっても拭き取る事が出来ません。
こちらも交換するしか手はないので、出来れば発見しておきたいところです。
水回りのコーキング自体は大掛かりな補修は必要は無いです。
しかしコーキングが不足していて内部に水が侵入してしまっていると、補修が必要な範囲が広くなってしまう可能性があると思います。
なので入居前にしっかり確認しておきたいと考えました。
キッチンと洗面所の蛇口を引き出した際、引っ掛かりがないかについては、下の方で他の器具などに引っかかっているだけの場合が多いと思いますので、補修は大変ではないと思います。
ですが2ヶ月訪問まで使いづらいままと言うのも何なので、確認ポイントとしました。
下側や上からなど、普段見えない視点にこそチェック漏れ箇所は隠れている事が多いです。
そう言った意味で、天井裏や床下の確認も出来ればしておいた方が良いと思います。
我が家の場合は脚立が用意されていなかったので天井裏は確認出来ず、床下も時間が足りずに入口付近しか見れていません。
入居後に確認予定です。
次は電気的な部分です。
確認ポイントはこんな感じです。
電気関係の検査についてはi-smart de DIYのはっちさんの記事で勉強させて頂きました。
我が家ではHEMSを入れているので、それと現物の紐付けが正しいかも確認したいですが、まだ使用できないので入居後に確認してみたいと思います。
確認内容については、基本的に全てのコンセントにコンテスターを挿すだけで確認できるので簡単です。
確認の際には、三口コンセントなら、代表で1つだけ挿すのではなく、3つとも確認した方が良いと思います。
尚、今回の確認で非常用電源に切り替えはしていないので、非常用コンセントの確認は出来ていません。入居後に確認してみたいと思います。
準備した道具
施主検査に持っていった道具は、メジャー、水平器、コンテスター、サーモカメラ、双眼鏡、図面、ペンです。
メジャー
巻尺とレーザー距離計を持っていきました。
レーザー距離計はホームセンターで見かけて、なんか近未来的でカッコイイと思って買ってしまったものです。笑
個人的には、巻尺の方が慣れ親しんでいるのでついつい巻尺を使っています。
レーザー距離計は長い距離を一瞬で測れるので便利です。
ただ、手元がぶれると計測した距離もすぐブレるので、凡その距離がどれくらいかを確認するのに使いました。
ただ、私はちょいちょい建築中の家に来てチェックしていたので、今回の施主検査では出番はありませんでした。
因みに、寸法を測っていたのは壁補強の下地がどの辺りにあるのかを、石膏ボードが張られる前に確認したくらいですね。
コンセント位置も測っておくと良いかもしれませんが、我が家の場合は、この家具を置くからコンセントはこの位置で!と言うようなシビアなものはなかったので、所定の位置にコンセントがあって、根本的に高さとか間違っていなさそうならオッケー、くらいの確認にしていました。
水平器
床が水平になっているか、窓枠、棚、コンセントが水平に取り付けられているか、を確認しました。
よくみるこんなやつで、1,000円くらいから色んな物が売られています。
今はスマホのアプリでも水平測れるので、そちらでも良いと思います。(ケースを付けていると若干ズレる場合もあると思うので、確認時ははずした方が良いかも知れません。)
コンテスター
はっちさんの記事に影響を受けて、是非とも使ってみたいと思って買っちゃいました。
こんな見た目です。
コンセントのチェックに使用する機器です。
スマホより小さく昔のガラケー、と言うよりもPHSくらい(と言うかPHSって言っても伝わらないい人も多いのかな。。。)くらいの大きさで、とても簡単に使えて便利でした。
これを使って確認できる事は、
- コンセントに電気が来ているか
- 来ている電気の電圧が100Vなのか、200Vなのか
- コンセントの極性が正しいか
- 接地が取られているか
と言うことが確認出来ます。
サーモカメラ
こちらは半分遊びで持って行ったのですが、床暖房の配管がきちんと暖まっているか、床の中で水漏れしてないか、壁などで断熱材が抜けている場所が無いか確認するために持っていきました。
以前の記事でも紹介しましたが、こんなやつです。
FLIR(フリアー)【国内正規品】iPhone/iPad用 FLIR ONE Gen3 4800画素 1年保証 赤外線サーモグラフィー メーカー品番:435-0004-03
以前の記事はこちら。
ただ、今回は時間が足りなかったのでお遊びで1箇所見ただけでした。
床暖房つけ始めで撮ったので温度が低いですが、床下の配管の形がわかります。
このような感じで確認していく事ができます。
これは入居後に家中をチェックしたいと思っています。
双眼鏡
軒、破風など、高いところを確認するために用意しました。
ですが、ほぼ出番なしでした(^^;)
高所によほど気になる箇所がない限り不要だと思います。
今後住み始めてから、家の外側の確認時にたまーに引っ張り出して活用しようと思います。
図面、ペン
図面は家の外の確認用に配置図、家の中の配置などの確認用に平面図、コンセントなど電気関係の確認用で電気図面を用意しました。
事前に確認ポイントを図面状に書き込んでおくと、チェックしやすいと思います。
自分の場合は事前に書き込む色と、当日書き込む色を分けておくと、現場で色々書き込んでも確認事項が抜けにくいと思います。
長くなってきたので、今回はこの辺にしておきます。
実際に検査した結果は次の記事でご紹介していと思います。
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